中高年のパートデビュー。年下上司、パートのお局様、学生バイト…どうつき合う!?

ミドル世代の新人パートが職場に溶け込むための処方箋

子どもたちの手が離れ、40代・50代からパートで社会復帰する人が増えています。小さい子どもがいる若い世代に比べて安定した勤務時間で働け、人生経験豊富なミドル世代は、企業からも大いに期待されています。とはいえ、10年以上ブランクを経て、社会復帰は戸惑いの連続。そこで、ミドル世代の新人パートが困惑しやすい人間関係について乗り切り方を考えてみました。

<年下の上司>との関わり方

ミドル世代のパートにとって、店長や上司が年下だったり、仕事の指示を出す社員が自分の子どもと同年代だったりすることは少なくありません。「私のほうが年上なんだから、こっちが目上でしょ?」と思うのは間違いです。会社の人間関係は役職が年齢よりも優先されます。会話するときは丁寧語や敬語が基本です。

「指示が曖昧でなんか頼りない…」と感じることもあるかもしれません。そんなときも、まずは「はい、わかりました」と返事を。それから、曖昧な部分について質問しましょう(「詰問」にならないように、声のトーンや言い方のニュアンスにはくれぐれも気をつけて)。こちらから何かを提案するときも、質問形式で「〇〇は~しましょうか?」と指示を仰ぐようにすると角が立ちません。

<パートのお局様>との関わり方

場合によっては店長や上司よりも勤続年数が長く、社員でさえ顔色をうかがっていることも。職場のことは自分が一番詳しいという自負があり、実際に頼りになるのですが、口うるさいところが少し厄介に感じられます。お局様の目には、社員もほかのパートもみんな「頼りなくて自分勝手」に見え、「私がいないとダメ」だと思っていたりします。ですから、そんな不満や猜疑心を刺激しないようにつき合うのがカギとなります。

接するときはへんにおどおどせず、仕事について明快に質問しましょう。現場の業務がスムーズに行われているならば、そのお局様は口うるさいだけの根が善良な人です。彼女を無視して勝手に仕事の手順や物の置き場を変えない、改善したいことがあったら上司とは別にその人にも相談するというように、顔を立てながら仕事を進めるといいでしょう。

<学生アルバイト>との関わり方

飲食店や販売などのサービス業では、娘や息子と同年代か、それより若い学生アルバイトと肩を並べて働くこともあります。しかし相手は仕事の先輩。どんな言葉づかいで話しかけていいか迷ってしまいますが、最初はひとまず丁寧語で会話を。名前を呼ぶときは男女とも「さん付け」にし、職場の同僚として敬意を持って接しましょう。堅苦しく感じるかもしれませんが、そうすることで互いに仕事の場であるという意識が高まり、働きやすくなります。あだ名や「~くん」「~ちゃん」で呼ぶのは、ある程度打ち解けてからがいいでしょう。

それよりも困るのは、彼らが仕事中におしゃべりに夢中になっていたり、スマホをいじりだしたりして不真面目な態度を取ったとき。新人の身ではなかなか注意しにくいものです。そんなときは目くじらを立てず、同調もせず、黙々と今必要な作業をしましょう。手を動かしながら明るい声で、作業についての質問をしたり、自分の手が回らない作業をお願いしたりすると、快く手伝ってくれます。

仕事に慣れたら自然と打ち解けていくもの

パートが多い職場だと、先輩グループに溶け込めないことに悩んでしまいがち。ですが、何ヶ月か働いて仕事をひと通り覚えたら、周りも徐々に認めてくれます。仕事を通して協力し合ったり、助けたり助けられたりしていくうちに、年齢や性別を超えて自然と仲間になっていくものです。ある程度業務をこなせるようになった頃には、フランクに話したり軽口をたたいたりできるようになっているでしょう。

シラソン