在職証明書がないと保育園に入れないって本当?

幼稚園と保育園は目的が違う

保育園の入園手続きには、申請書と在職証明書が必要です。
在職証明書とは、現在働いていることを証明するための書類。ここで大切なのは、「心身の発達を助長する」ことを目的とした幼稚園に対し、保育園は何らかの事情で保育ができない方のために「子供を預かる」施設だということです。区分も、幼稚園が文部科学省管轄で「教育施設」なのに対し、保育園は厚生労働省管轄で「児童福祉施設」となっています。

今回は、どうしても保育園に入れたい! という方が乗り越えなくてはならない「在職証明書」の提出に関して、さまざまなケースを交えてご紹介したいと思います。

在職証明書はなぜ必要なの?

そもそも在職証明書が必要な理由は、保育園に預ける事由が必要だから。入園選考時に、「保育の必要性」を審査される中で、保護者が現在就業をしているという事実は、入園の判断を下すための大きなポイントになるからです。

◆在職証明書で大切なポイント
①1ヵ月48時間以上勤務していないといけない
→決められた勤務時間を超えているほど、保育の優先度は高くなります。(自治体によって最低ラインの時間は異なります)

②証明書は必ず雇用者が記入しなくてはならない
→自分で記入してしまうと無効になってしまうので要注意です。

③証明書が必要なのは母親だけでない
→父親の在職証明書に加え、就業をしている場合は祖父母も書類が必要な場合があります。就業していない場合でも、病気などの特別な理由がない場合は、保育の必要性を示す点数が加点されない場合があります。(自治体によって基準は異なります)

在職証明書が書けない場合は?

前述した勤務時間を満たしている方であれば、問題なく記入してもらえることでしょう。しかし、中には「こういう場合どうなんだろう?」と悩む方もいるかと思います。ここでは、よくある2つのケースを見ていきましょう!

【ケース1】現在は仕事をしていないが、これからはじめる予定の方
子供を保育園に預けられるようになって落ち着いてから、仕事をはじめたいと考える方も多いもの。しかし、現時点での保育の必要性が重要ですから、在職証明書は必須の書類です。

◆求職活動申立書を提出する
現時点で働いている方よりは優先順位が落ちますが、今後働く意思があることを少しでも伝えられるのが、求職活動申立書です。職業紹介所などで、新しいお仕事に関する相談をすることで、「求職活動をしている」ということが認められ、証明書等の書類をいただけます。しかし、気を付けなければならないのは有効期限があるということ。仕事を3ヵ月以内に開始して、在職証明書を提出しなければなりません。求職活動申立書は、あくまで一時的に利用するものだと考えた方がよさそうです。また、求職活動申立書の提出を加点の対象とするかどうかは自治体によって異なりますので、今一度確認をしてみると良いでしょう。

【ケース2】現在仕事はしているが、最低ラインの勤務時間を超えていない
毎月そこまで働いていないから、入園選考に通らないのではと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はそれだけで諦めることはありません。「現在は月20時間勤務ですが、春から50時間勤務に変更する予定」といった「予定」を大切にした書き方をしてもらうと良いでしょう。あくまで現状は偽らず、今後はより勤務時間を増やしますという意志を伝えることが大切です。

偽装の証明書は厳禁です!

偽造の証明書で保育園入園を試みようする方も増加傾向にあるようです。これは、間違いなく不正入園にあたりますので、くれぐれも偽造の証明書を提出するなんてことはしないように。どうしても保育の必要があるのに入園できないという方の気持ちを、決して忘れてはいけません。

在職証明書を利用して、仕事と育児を両立させよう!

提出書類をしっかり準備することで、入園の可能性も高まります。保育園を上手く活用して、仕事と育児の両立を目指していきましょう。

シラソン