戻りたいけど不安!もう一度保育園で働くには?【PART1】

潜在保育士は、復職しやすくなりました!

皆さんは、「潜在保育士」という言葉をご存知ですか?

保育士資格を取って、
①一度は勤務したものの結婚や出産を機に退職した方
②一度も保育園や幼稚園で勤めていない方
といった2つのパターンが潜在保育士に当てはまります。「復職」や「勤務」をしない理由の多くは、給与や待遇、拘束時間の長さといった問題がほとんど。特に、結婚や出産を機に退職された方にとっては、家庭や子育てと両立できなければ再び働き続けることはできませんよね。そういった面で、「戻りたいけど戻れない」なんて方も多いのではないでしょうか?

待機児童問題、そして保育士の人材不足が深刻化している近年、行政は潜在保育士を復職させるさまざまな取り組みをおこなっています。この記事では、そんな潜在保育士が復職しやすくなったポイントをご紹介。以前勤務していた方も、あの頃とは制度も環境も変わって、より良い働き方ができるかもしれませんよ!

保育士資格は期限なし!気を付けるべきは、「幼稚園教諭免許」

保育士資格取得後、一度勤務を経験した方でも長いブランクがあると、すぐに戻れるのだろうか?と不安になりますよね。保育士資格の場合は特別な更新の必要もなく、たとえ取得から10年経っていても、継続して勤務をすることが可能です。

しかし、「幼稚園教諭免許」を持っている保育士の方は要注意。なぜなら幼稚園教諭免許には期限があるからです。免許失効の期限は、免許を取得した年月日によって異なります。

■平成21年4月1日以降に免許を取得
→現在、教員として働いている・働いていないに関わらず有効期間の10年が過ぎると自動的に失効してしまいます。

■平成21年3月31日以前に免許を取得
→その人の生年月日によって、免許の有効期限が異なっており、期限を過ぎてしまえば免許は自動的に失効してしまいます。

免許の更新には、更新手続きをおこなわなければなりませんし、更新費用も発生します。そのまま保育士として働き続ける上では問題はありませんが、幼稚園教諭免許を失いたくない!という方はしっかり確認をしておくことが大切です。

また、ここで気をつけたいのは「認定こども園」で働く場合は、幼稚園教諭免許が必要な場合があるということ。認定こども園の中でも特に設置数が多い、幼保連携型の認定こども園は、保育と教育を一体にする施設。そのため、「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の2つの資格が必要となるのです。

平成32年3月31日までは経過措置期間として、どちらかの資格を持っていれば勤務が可能ですが、措置期間のうちにもう片方の資格を取得しなければならないという規定があります。共働き家庭にも人気が高まっている認定こども園。幼稚園教諭免許をお持ちの方も、そうでない方も、今後自分の働く施設について一度見直してみるといいかもしれません。

こんなに変わった!潜在保育士の支援制度

潜在保育士を支援する取り組みには、具体的にはどんなものがあるのでしょうか?

【働きやすさの支援】
■保育料の貸付支援
東京都では、自身の子供を入所させた場合、その保育料の一部の貸付をおこなうといった支援事業がおこなわれています。もちろん貸付けには条件がありますが、無利子で最長1年間の保育料の半額が負担されるという、子育て中の潜在保育士にはうれしいポイントが。しかも、2年間勤務をし続けると貸付金が返還免除となります。年度ごとに申し込みの受付がありますので、情報を積極的にチェックしておくようにしておきましょう!

■保育園の優先入園制度
保育士の子供が優先的に保育園に入所できるよう、さまざまな取り組みをおこなう自治体が増えています。

最初から入所が最優先とされるのか?はたまた、保育点数が同一の際に優先をするのか?という基準は、自治体によって異なりますので、保育園入所の際に要綱をしっかり確認することが大事です。

【安心して就業先を選べる支援】
■保育人材バンク
潜在保育士と、人材を求める保育施設をつなぐ人材派遣サービス。ブランクがある方向けの研修などもおこなわれていますし、保育士復帰に不安を抱える方が、気軽に相談できるようなサービスがたくさんあります。保育や就職に関する最新情報が入手しやすくなるため、復職を考えている潜在保育士には、まずは登録をすることをおすすめします。

■潜在保育士支援研修
全国の大学や、各市町村でおこなわれている支援制度です。潜在保育士が復職するための、セミナーや講座、相談会などを開催しているところが多くあります。研修によっては実技講習が受けられることも。お住まいの地域で開催されている研修をチェックして、復職前の不安を解消しましょう。

この他にも、独自の支援制度をおこなう保育園も多くあります。復職を検討する際は、自分が働こうと思っている地区町村、また保育園の支援制度をしっかり確認しておきましょう。

次回、【PART2】では、パート保育士として復職する魅力をお伝えします!

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