うまくいけば時給は上がるかも・・・時給アップ交渉はしてもいいの?

交渉するタイミングと伝えるべきことは

「ずっと同じところでパートしているのに時給は最初と同じ。一度店長に相談してみたいけど、そもそも時給アップの交渉ってしてもいいものなのだろうか……?」
「わたしの時給ってまわりと比べて高いの?低いの?」
世の中には色々な仕事があります。キツいと思われるわりに安い時給もあれば、またその逆も……。
一度は自分の時給が相場とくらべてどうなのかを考えてみてもいいでしょう。
今回は時給を上げてほしいと感じた時の、交渉に有利なタイミングや話し方のコツついて考えてみます。

賃上げ交渉はパートの立派な権利

いざ時給アップの交渉にのぞもうと考えても、上司の印象が悪くなるのでは、と躊躇してしまう人は多いでしょう。たしかに、もっとお金をくださいと相談するようなものですから、交渉にはちょっと勇気がいりますね。
また、そんなことを言い出したらクビになるのでは、と考える人もいるようです。

賃上げ交渉は労働者の立派な権利です。時給が低いと感じたならどんどん交渉して適正と思われる金額に近付けることが理想です。
が、上司も人の子です。また仕事上のマナーから、交渉しやすいタイミングや言い方はあります。

交渉に適切なタイミングは?・・・NGタイミングも

まずは、交渉にふさわしいタイミングと切り出し方です。

・仕事の内容が変わる時
お店や会社の配置換えや業務が変わるタイミングは、最も交渉に向いたタイミングです。「新人教育を任せられた」、「新しい配置先の仕事内容がこれまでより忙しくなった」……こういう時は時給アップ交渉も切り出しやすいでしょう。

・お店の売り上げが上がっているとき
当然ですが、お店の売り上げがダウンしている時よりは、繁盛している時の方が、交渉のタイミングとしてはベストです。

・交渉金額は10円刻みがベスト
職場によってはパートの時給を10円刻みで設定しているところが多いと思います。まずは、いきなり100円、200円と交渉を始めるよりも、数十円ずつ話を進めていくことが現実的です。

・時給を上げてほしい理由をきちんと説明する
当然ですが、これまでパートとしてどんな風に仕事をしてきて、どのような成果があったのかなど、時給を上げてほしい理由をきちんと説明することが必要です。

・あまり重々しくならないよう気をつける
さらりと(できれば世間話のついでに)切り出した方が、相手も相談に乗り出すいでしょう。上司とは日ごろからコミュニケーションをとりやすい関係を構築しておくといいかもしれません。

ただし、交渉にふさわしくないタイミングもあるので、気をつけましょう。

・入ってすぐは避けたほうが無難
パートとして働き始めたばかりで仕事に慣れないうちに交渉するのは控えるべきです。職種にもよりますが、交渉は勤め始めてから少なくとも半年~1年以上が経ち、お店や会社に十分貢献していると思えるようになってから。

・同僚には相談しない
パート仲間に相談するのは控えましょう。こうした話題は、無駄な軋轢を生む可能性があります。

また、最初から「固定給」、「昇給なし」などと定められている場合は、時給アップの可能性は低いでしょう。ただし、普段から周囲との良好なコミュニケーションを維持し、昇給のきちんとした理由を示すことができれば、交渉に応じてくれる可能性はあります。

時給アップに明確な基準・目標を設ける会社も

企業によっては「キャリアパス制度」など、あらかじめ決められた目標を達成することで昇給を約束しているケースも多くあります。また、定期的に時給アップ交渉の場を設けている会社も。
パートの働きぶりをきちんと把握し、モチベーションを重視している企業は、人事評価と時給についてきちんと基準を設けています。こうしたことはパートを選ぶ際にチェックしてみましょう。
また、パート面接の際に、昇給するためにはどのようなことが必要なのかをハッキリと聞いておくのもひとつの手です。
交渉は気が重いものですから、ちゃんと明文化されていると、モヤモヤもすっきりしますね。

ちなみに、地域ごとの最低時給金額は以下のとおりです。これ以下の場合は法律違反となります。

東京都 958円
千葉県 868円
埼玉県 871円
神奈川県 956円

地域によって異なるので、まずは自分の住んでいる場所の金額を知り、自分の権利を守ることも必要です。

いずれにしろ、時給アップ交渉には、長く勤めており、日ごろから評価の高い人が有利なのはいうまでもありません。また交渉にあたっては、時給を上げてもらうことによりさらに仕事に邁進したいというプラスの動機を伝える方が得策かもしれません。

誠意がうまく伝わり、時給アップを達成できるといいですね。

シラソン