便利ツールに頼るのもアリ!
面倒な家事ナンバーワンの料理。みんなどうやってパートワークと両立しているのか、探っていきましょう。PART1では色々な工夫について触れましたが、今回は頼れるツールについて述べます。
ツールを使いこなそう!
今は、料理の時間を短縮する、強い味方がたくさん。中でも、比較的どの家庭でもあるようなものを紹介します。
・レンジ
時短の代表選手と言えるかもしれませんね。基本の温め機能はもちろんフル活用できますが、スチーマーなどを使えば野菜の下ゆでや総菜類をつくるのも楽々。
・炊飯器
スイッチ一つで色々な料理ができると人気の炊飯器。最近は多機能な製品も販売されていますし、そうではなくてもケーキ、スープ、温泉卵、プリン、肉まん、大根もちなどさまざまなものが作れます。
・冷凍室
セールや週末などでまとめ買いした食材を、あらかじめ切って冷凍保存。肉類などは食べやすい大きさに切って調味料につけこめばあとは解凍して焼くだけですみますし、冷凍したほうが栄養価のアップする野菜もあるようです。
・魚焼きグリル
魚を焼くだけが仕事ではありません。庫内が狭く大きなものは調理できませんが、狭いがゆえに早くあたたまるので時短料理が可能なんです。魚焼きグリル用のフライパンとくっつかないアルミホイルをつかえば掃除も簡単。
レンジで時短!
・レンジでオムレツ&たまごやき
卵三個とサラダオイル適量、塩・コショウ少々を入れてかき混ぜ、ラップを敷いたお皿の上に流します。500Wのレンジで2分。表面がかたまったらやけどに注意しながらラップごと半分に折り、形を整えます。そのままお皿にのせれば、ふわトロオムレツのできあがり。チキンライスにのせて、包丁やナイフで切り開けば、オムライスにもなりますよ。
同様に卵焼きも作れます。卵1個に醤油・砂糖を少々と、水大さじ1をいれ、ラップを敷いたお皿の上に流します。500Wで1分40秒。やけどに注意しながら、ラップごと形を整えれば卵焼きの出来上がり。
・きんぴら
耐熱性の容器に、千切りしたごぼう一本と人参1/2本、短冊切りの油揚げ適量をいれ、醤油・みりん・酒を大さじ1杯ずつまわしがけます。甘めがお好みの方はさらにお砂糖を足してもいいでしょう。風味づけにごま油をたらしたら、蓋をして500Wのレンジで5分。加熱終了後、ごまを適量入れてかきまぜたらできあがり。
炊飯器で時短!
・鶏ハム
数年前に話題となった鶏ハムが、再び注目されています。コンビニのサラダ用チキンが、美味しくてダイエットにも良いと評判なんです。買うとコストがかかるので、自分で簡単につくってしまいましょう。鶏胸肉を切り開き、皮をのぞいたら塩・砂糖を小さじ2杯ずつ、黒コショウをすりこみます。そのままラップでしっかりとくるみ、キャンディ状に結んだら冷蔵庫へ。可能であれば一晩、急ぐ時は30分~1時間程度たったら、密閉のビニール袋に入れて炊飯器に投入します。沸騰したお湯を静かにそそぎ、保温で1時間半放置。蓋をあければ美味しい鶏ハムのできあがり。
他にも、
・ケークサレ
・キャベツ丸ごとスープ
・ピラフ
・チキンライス
など、材料さえ投入すれば色々つくってくれる、お役立ち家電です。
冷凍室で時短!
セールなどでまとめ買いした野菜、気付けば野菜室に眠っていませんか? そのままではどんどん鮮度が失われ、栄養分も減少します。少し面倒かもしれませんが、買ってきたらすぐにカットして冷凍保存してしまえば、あとがグッと楽になりますし時短にも効果的! PART1では干し野菜について触れましたが、冷凍もオススメですよ。
あぶらあげも買ってきたらすぐに短冊切りにして冷凍保存すれば、おみそ汁の具がなんだか物足りない時に大活躍。凍って固まっていても握ればすぐにバラけるので、使いやすさ抜群。カットした油揚げも売られていますが、割高なので自分でつくってしまいましょう。
魚焼きグリルで時短!
魚焼きグリルの庫内温度は400度近くになると言われています。電子オーブンの最高温度は高くても300度台ですからその差は歴然。トーストはトースターより早く焼けますし、揚げ物の温めなおしはサクッと仕上がります。耐熱容器や魚焼きグリル用のフライパンにソーセージやサイコロステーキを入れて、余熱したグリルへ。転がしたり裏返したりしなくても良く、忙しい朝の頼もしい味方です。
・タンドリーチキン
100gのヨーグルトに小さじ2杯のカレー粉をまぜて、塩・コショウで下味をつけておいた鶏胸肉1枚にすりこみ冷蔵庫へ。一晩たったらグリルで焼けば、本場インドの味を思わせるタンドリーチキンの完成です。
どれも簡単にできるものばかり。ぜひ挑戦して下さいね。