一枚の履歴書を通して自己を存分にアピールしましょう
履歴書は、採用を決定づける要素のひとつです。企業へのアプローチの第一歩となり、第一印象に直結するものでもあります。丁寧かつ正しく書き、あなたの能力や人柄・熱意などを存分に伝えましょう。
1.志望動機の書き方
志望動機は、履歴書の中でも特に重視される項目です。パートには経験や即戦力が求められるため、応募先企業の期待に応えられる人材であることをアピールすることが大切です。 以下に、職種別の書き方をご紹介します。
(1)一般事務の場合
事務職の実務内容は幅広く、一般的に簿記やパソコンのスキルが求められます。関連する資格を取得している場合や、得意としている業務がある場合にはぜひ明記しましょう。志望動機にもからめて強調すると効果的です。事務職未経験の場合でも、自分の資質や能力・意気込みを最大限にアピールすることが大切です
(2)スーパーの店員の場合
スーパーでは、ある程度決まった作業を正確かつ素早くこなせる人材が求められます。立ち仕事が多く体力も必要な中、ホスピタリティや笑顔をたやさず周囲と協調して働ける方は好印象を与えます。また、シンプルに「家から近い」・「収入のため」などの理由も悪くはありません。幼い子供を持つ主婦の方の場合は、シフトや勤務時間を守れることもアピールしましょう。
(3)保育園の保育士の場合
保育士には、保育業務経験はもちろん、子供達を安心して任せられる誠実さや責任感が求められます。また、応募先の保育園の理念を理解し、同じ方向性や志を持って働けることなどもアピールするとよいでしょう。
2.本人希望記入欄の書き方
この欄は基本的に、週の勤務日数や勤務時間帯・勤務地などに関する希望を記入します。ご主人の扶養範囲内で働きたい主婦の方は、それについても記入しておくとよいでしょう。
採用後のミスマッチを防ぐためにも、必ず守りたい条件があれば、遠慮せずに明記しておきましょう。特に希望がない場合でも空欄ではなく、「貴社の規定に従います」と記入しておくとよいでしょう。
3.扶養家族数の数え方
扶養家族数については、以下の点に注意して記入しましょう。
- 自分は含めない
- 配偶者の扶養となっている子供は含めない
- 75歳以上の家族は含めない
例えば、夫・妻・子供という家族構成で、すでにご自身とお子さんともに夫の扶養家族となっている主婦の方の場合、扶養家族数は0となります。
4.応募書類を提出する方法
一般的な応募書類は、
- 履歴書
- 職務経歴書
- エントリーシート
- 紹介状(ハローワークで紹介を受けた場合)
です。提出方法ごとの注意点を以下の通りです。
(1)郵送する場合
郵送の場合は、送付状(添え状)が必要です。インターネットで入手できる見本やテンプレート通りのシンプルなものでもよいでしょう。また、宛先などの基本的な記入方法についても、確認して誤りのないようにしましょう。
送り方については、通常は普通郵便での送付でよい場合が多いですが、提出期日が迫っている場合などには、速達や特定記録郵便を使うことが適当な場合もあります。
(2)持参する場合
持参の場合は、送付状は必要ありません。書類を曲げずに入れられるサイズの封筒で、おもて面は宛名を書かずに左下に「応募書類在中」と朱書きし、うら面は自分の住所・氏名を記入して、糊付けをせずに封筒のまま手渡します。両手で丁寧に渡しましょう。
以上、履歴書の書き方について、そのポイントをご説明しました。
履歴書は、応募先企業とあなたとの初めての接点となるものです。丁寧かつ正しく書かれた履歴書は、あなたの第一印象をアップさせます。書き方・内容の両面でよりよいものを提出し、採用を勝ち取りましょう!