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仕事・家庭・個人の優先順位はもっと柔軟に変えていい 40代のわたしが10年後の自分に伝えたいこと

仕事・家庭・個人の優先順位はもっと柔軟に変えていい 40代のわたしが10年後の自分に伝えたいこと

仕事、子ども・家庭など、人生における複数の優先事項に、どう順位をつけて向き合うか。働く人の多くが、結婚や出産など、ライフステージが変わるたびに悩む問題です。

共働きで小学生の子どもを育てるブロガーのはせおやさいさんも、働き始めた20代から40代の現在まで、そのバランスを模索し続けてきました。

今回はそんなはせさんに、これまでを振り返りながら「10年後の自分」に向けたメッセージをつづっていただきました。

\「りっすん」は10周年を迎えました/


👉️10周年をお祝いしてもらいました🎉
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10年後のわたしへ。元気ですか? 生きてますか? もう還暦目前ですね!

家族とはうまくやれていますか? 夫の仕事はどんな感じですか? 今はまだまだかわいい盛りの子どもも、成人する頃ですね。反抗期とかあったかなあ。

2026年のわれわれ家族は仲良くやれていますが、10年後も同じくらい、できればもっと、良い感じに関係が成熟していたらいいなと思っています。

子どもの成長に伴って「仕事が全てではない」と思うように

💡POINT
  • 子どもの成長に伴う新たな悩みに向き合う大変さを実感
  • 仕事を優先し続けることに対して、疑問を持つことも


2026年現在のわたしは、仕事と向き合い続けることに、少し疲れています。

家庭では、子どもが小学生になって複雑な人間関係の悩みやアイデンティティーの芽生えにとまどう場面が増えました。

一方仕事は、常に学び、実践し、反省してまた成長を求め学ぶことの繰り返し。技術進歩のスピードに追いつくのもやっとです。仕事とは体力の面でも気力の面でも、常にタフさが求められるものなのだと、あらためて感じています。

それでも「家族を養う」という目的が今のわたしを動かす最大の燃料となっていますが、ふと「それでいいんだろうか?」と思う瞬間もあります。

何もかもを放り投げて、子どもと向き合った日のこと

💡POINT
  • キャリアを磨くのも大事だが、もっと子どもに時間を割きたいと思うように
  • 過去に子どもが行き渋りをした際は、仕事を休んで一緒に過ごした


朝から夕方まで仕事をして、退勤後に家事をこなしたら、1日の終わりに残っているエネルギーは一体どれだけでしょう。

正直今のわたしは、眠りにつこうとする子どもの隣で今日あったことを聞き、感想や愛情を伝え「今日も一日がんばったね」と抱きしめるので精一杯。

仕事にエネルギーを注ぎ、自分のキャリアを磨き続けることも大切です。

でも子どもが少しずつ思春期に向かっていくなかで「もしかしたら、親としてもっと子どもに時間を使える余裕を持つべきなのでは」と思うことが増えました。

何もかもを放り投げて、子どもと向き合った日のこと

子どもがまだ小学校になじめていなかった時、朝の準備の途中で「今日は学校に行きたくない」と強く言ったことがありましたね。

わたしは悩んだ末、その日の全ての仕事の予定を調整し、一日子どもと過ごすことにしました。

ランドセルをしまい、いつものように急かすのではなくのんびり公園へ行き、時計やスマホを見ずに、ただひたすら鬼ごっこやかくれんぼをして過ごしました。

手をつないで商店街をぶらぶら見て歩き、家に帰って明るいうちから一緒に夕食の支度をしました。

振り返れば、あの時のわが子は学校で何かがあったというよりは、さまざまなモヤモヤが爆発して「学校に行きたくない」という表現になったのかもしれません。

「重大な何かがあったわけではないなら、休むほどではなかったのでは」という意見もあるでしょう。でも、あの時のわたしの選択は間違っていなかったと今でも思っています。

そしてわたしはこれからも、仕事と子どもの問題が同時に発生することがあったら、迷いなく子どもを優先するでしょう。

自分を構成する要素を知り、優先度のバランスを取る

💡POINT
  • 「仕事」「家庭」「わたし個人」の優先順位は年齢によって変化
  • 50代からは「わたし個人」も含めてよりバランスを取りたい


こうした経験を通して思うのは、わたしの人生はさまざまな人たちとの関係によって構成されているんだな、ということです。

子どもを優先するわたしを快く送り出してくれた同僚、子どもの対応を一旦わたしに任せてくれた夫。そして、わたしを信頼して甘えてくれた子ども自身。

もしわたしが普段から仕事に誠実に向き合っていなかったり、子育てに対するスタンスを周囲に共有していなかったりしたら、同僚が快く送り出してくれることはなかったかもしれません。

夫とは、普段から子どもとの関わり方について目線を合わせ、信頼関係を築いてきました。もしそれがなければ「子どもの甘えで学校を休ませるなんて」と反対されていた可能性もあります。

それに子ども自身も、わたしを信頼してくれたからこそ「行きたくない」「しんどい」と正直に打ち明けてくれたのだと思います。

そう考えると、わたしを構成する軸として「仕事」「家庭」「わたし個人」の3つがあり、そのうちどれを重視するかが、年齢を重ねるにつれ徐々に変化してきたことに気づきました。

20代は圧倒的に「仕事」が優先でしたが、30代では「わたし個人」の人生の充実をもう少し考えるようになったし、40代の今は「家族(夫と子どもの時間)」をもっと優先したいと思うようになりました。

そしていよいよ50代に向けては、その3つを同時にメンテナンスする段階に入っていくのかなと思っています。

仕事をしながら家庭も大事にし、妻や母として自分が思う役割も果たしながら、わたし個人の人生や世界も充実させていく。

書くのは簡単ですが、多分すごく難しいことです。でも、これまでいろいろな場面を乗り越えてきたのだから、やっていけるはず。

それに苦戦することがあっても、人生のパートナーである夫が支えてくれるだろうという安心感もあります。

これからも「書くこと」をやめないでほしい

💡POINT
  • 10年後の自分には、書くことをやめないでほしい
  • 50〜60代の「普通に働く女性」の言葉がもっと必要
  • 後の世代の支えになれるよう、失敗も含めて書き残したい


最後に「10年後の自分へ、一番伝えたいことはなんだろう?」と考えました。

「元気で過ごしてね」とか「家族仲良くね」とか「仕事はほどほどに、健康第一だよ」とか、いろいろなことが頭に浮かびます。

そんななかでわたしが1番わたしに期待するのは「絶対に文章を書くことをやめないでね」ということです。

今世間では、50〜60代の「普通に働き、社会で活動する女性」の言葉に触れる機会が少ないと感じます。

バリバリとキャリアを積んできた人だけではなく、仕事や人生に誠実に向き合い、バリキャリでなくても自分を養っていける程度の仕事を得て、日々を楽しく素敵に生きている先輩たちのロールモデルが、わたしたちには必要です。

ロールモデル、というほどでなくてもいいんです。「こういうことがあったんだよね」「こういう失敗しちゃったんだよね」という経験談をシェアしてくれる存在、「ああ、こういう生き方もあっていいんだな」と思わせてくれるような存在が、後に続く人たちにとって必要だと思っています。

そういう意味でも、自分の経験や考えを発信することをやめないでください。

これからも「書くこと」をやめないでほしい

この20年、わたしが「書くこと」を続けてきたモチベーションは「過去の自分のように悩んでいる女性たちの救いになるような体験談を残したい」という思いからでした。

そのために、さまざまな失敗も、うれしかったことも書き残してきたつもりです。

これからも、あなたの妹のような、子どものような年齢の女性たちがあなたと同じように悩み、苦しみ、もがいているときの支えになれるような言葉を、たくさん残していきましょう。

そして、かっこいいおばあちゃんになっていきましょうね!

\「りっすん」は10周年を迎えました/


👉️10周年をお祝いしてもらいました🎉

編集:はてな編集部

著者:はせおやさい

はせおやさいさん

ITベンチャー企業に勤める40代ブロガー。フリーランスで働く30代の夫と共働きで、小学生の子どもを育てている。
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