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小1の壁で在宅ワークの会社に転職 仕事と育児の両立にフルリモートが有効な理由

仕事と育児の両立にフルリモートが有効な理由

多くの共働き家庭にとって、不安の種になりがちな「小1の壁」。小学校入学を控えた子どもを育てる中で「今の働き方で本当にやっていけるのかな?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

現在IT企業で働きながら2児を育てるMarthaさんも、長男の小学校入学を前に働き方を見直した一人。「仕事も育児も諦めたくない」という思いから、2年前にフルリモートの会社に転職しました。

実際に働いてみて感じているリモートワークの「メリット」「デメリット」を綴っていただきます。

「小1の壁」を見据えて決意した、キャリアの再構築

💡POINT
  • 「フルリモート」を条件に転職
  • きっかけは「出社回帰の波」と長男の「小1の壁」
  • 40代を前に新しい職域に挑戦したい気持ちもあった


ワーママになって6年。長男の小学校入学を翌年の4月に控えた年に、フルリモート・フルフレックスの会社に転職しました。

きっかけは、感染症対策が落ち着いた頃から広まり始めた「出社回帰」の波。当時、私も夫もリモートワークが中心でしたが、夫の会社は出社回数が増加。私の職場でも「出社メインに戻るかも」というウワサが聞こえ始めていました。

そんな中、控えていたのが長男の小学校入学。小学校は保育園以上に親のサポートが必要になると聞いていましたし、夏休みや冬休みなどの長期休暇も強敵です。

「リモートワークの今でさえ毎日バタバタなのに、子どもが小学生になって、さらに出社が増えたらどうなっちゃうんだろう……?」

そんな不安が脳裏をよぎり、これまでどこか他人事のように感じていた「小1の壁」が、現実味を持って目の前に立ちはだかったのです。

さらにその頃、40代を目前にして、自分の将来やキャリアにも不安を感じていました。年齢的にもタイミング的にも、今が変化のチャンスなのかもしれないーー そんな思いから、「フルリモート」という条件を軸に、新たな職域へのチャレンジも視野に転職活動をスタートしました。

ただ、「フルリモート」という条件自体が狭き門になりつつある中で、さらに「やりたい仕事」を掛け合わせると選択肢は一気に絞られます。

結果的に、納得できる縁にめぐり合うまで半年ほどかかりましたが、自分の価値観を見つめ直したこの期間は、今振り返ると私にとって必要な時間だったと感じています。

フルリモートワークがもたらした最大のメリットは「心の余裕」

新しい職場でのスタートは12月。前任者からの引き継ぎと未経験職種への挑戦、さらに子どもの小学校入学の準備や卒園式が重なり、入社当初は息つく暇もありませんでした。

そんな慌ただしい始まりから2年。今でも相変わらずバタバタな毎日ですが、それでも「フルリモートワークを選んでよかったな」と感じる場面は多々あります。

ここからは、仕事と育児を両立する中で感じた「リモートワークのメリット」を5つ紹介します。

仕事と育児の両立にフルリモートが有効な理由

【1】子どもの「見送り」と「お迎え」に丁寧に向き合える

朝は「いってらっしゃい」と見送り、帰宅したときには「おかえり」と出迎える。そんな小さな積み重ねですが、まだまだ甘えたい盛りのわが子にとって、親が家にいる安心感はきっといい影響を与えているはずだと信じています。

特に恩恵を感じたのは、入学式前から学童に通っていた時期。地域にもよりますが、多くの共働き家庭の新一年生は、入学式を待たずして未知の場所である学童に通い始めます。つい先週まで長年保育園に通っていた子にとってなかなかのハードルです。

わが家も、慣れるまでは毎朝一緒に登校し、お迎えにも行きました。朝の時間を子どもに寄り添うために使えたことで、不安定になりがちな「環境の変化」をサポートできたと思っています。

仕事と育児の両立にフルリモートが有効な理由
まだ初々しい1年生の後ろ姿。毎日ドキドキしながら見送っていました

【2】急病やケガに即座に対応できる

子どものトラブルに即座に駆けつけられることは、大きな安心感につながっています。

恐怖の学校からの“呼び出し”も、最短10分で駆けつけられます。もちろん仕事の調整や周囲への依頼は欠かせませんが、本当にありがたい環境です。

また、学級閉鎖や「登校はできないけれど元気」という場合も、自宅看護をしながら仕事を続けられるため、長引く感染症で有給が消滅する……という事態も避けられています。

【3】小学校の煩雑なスケジュールへの対応

ウワサには聞いていたものの、個人面談、PTA活動、授業参観など、小学校の行事って本当に平日の日中に多いんですよね……。

私の会社は「フレックス制度」があるため、有給を使わず「中抜け」で対応しています。通勤が不要なリモートワークだからこそ、用事のあと家に帰ってすぐ仕事に戻れるのも助かっています。

【4】「フルタイム」という選択肢が現実的に

出社が前提の会社だったら「時短勤務」を選択せざるを得なかったかもしれませんが、リモートの会社なら通勤時間をそのまま勤務に充てることで、「フルタイム」で働くことができます。

フルタイムで働けることで、転職先の選択肢が広がったのはもちろん、給与面のメリットも大きいと感じています。

【5】家事と自分時間の最適化

昼休みに洗濯物を取り込んだり、夕食の仕込みをしたり、犬の散歩に行ったり。仕事の合間に家事を“やっつける”ことができるため、帰宅後に溜まった家事を見て絶望せずに済んでいます。

また、出社が当たり前だった頃はオフィス向けの服や靴、メイクなどにかけていたコストや時間が、趣味や読書といったリフレッシュの時間に変わりました。趣味の手帳を書く時間も確保できて、心が満たされています!

リモートのデスク環境
自宅の作業環境。お気に入りの文具やグッズを並べると、モチベーションも上がります!

理想だけじゃない。直面したデメリットと対策

一方で、リモートワークならではの課題もあります。私なりの解決策もセットでお届けします。

仕事と育児の両立にフルリモートが有効な理由

【1】家事・育児負担が「リモートワーク側」に偏りやすい

家にいても仕事をしていることに変わりないのですが、日中の掃除や洗濯、急な学校対応などは、どうしても在宅している側に負担が偏ってしまいます。

「仕事の合間にできるでしょ?」と思われがちな家事の1つひとつが、実は業務の集中力を削いでいる……。夫婦間でのこの認識のズレが、少しずつストレスとして積み重なっていきます。

【対策】夫婦で事前に家事・育児の分担を再確認


わが家も試行錯誤中ですが、だからこそ強くおすすめしたいのが、事前の「話し合い」です。

転職するタイミングで、夫婦で「名もなき家事」を含めた分担を再確認してみてください。ポイントは、お互いが納得感を持てるまで共通認識をすり合わせること。

たとえ平日の家事負担がリモートワークする側に寄ったとしても「その分、休日はパートナーがメインで動く」といったルールが決まっていれば、不満は溜まりにくくなります。

お互いの目線を合わせておくことが、ストレスのない共働き生活の鍵となります。

【2】業務終了時間の区切りが曖昧になる

出社していれば「電車の時間」という強制終了の合図がありますが、自宅にはそれがありません。そのため「あと少しだけ……」「このタスクが終わったら……」と、つい仕事を引き延ばしてしまいがちです。

ワーママの夕方はまさに戦いの時間ですよね。お風呂にご飯、歯磨き、寝かしつけ……1分1秒でも早めたいはずなのに、ずるずると仕事を続けてしまってはそのあとのスケジュールがどんどん後ろ倒しに。

時間がないと心にも余裕がなくなり、結果的に子どもにイライラしてしまうという......。そんな「負のループ」に陥ることも。

【対策】スケジュールを見直し「必ず仕事を終わらせる時間」を決めておく


今は「18時には必ずPCを閉じる」という鉄のルールを決めています。夕方以降の大切な時間を、仕事に食い込ませないためです。

あわせておすすめしたいのが、「現在の1日の使い方」と「理想のスケジュール」などを書き出し、自分の状況を整理すること。「理想を実現するために何を優先すべきか」が驚くほど明確になります。

【3】職場でのリアルなコミュニケーションの欠如

オンライン中心の働き方では、業務で関わらないメンバーとは接点が少ないまま。名前と顔がなかなか一致しません。

また、雑談から生まれるアイデアや、ふとした瞬間のフォローが得にくいという側面もあります。

【対策】「コミュニケーションのためのツールや制度」があるか確認


私の職場ではオンラインでの雑談制度や部活動が活発で、私自身も積極的に参加しています。会社側が適切なツールや制度を整えていれば、フルリモートであっても豊かなコミュニケーションは十分に創出できると思います。

社内のオンライン部活動
オンライン部活動もあり、共通の趣味やテーマで交流を楽しんでいます。普段業務で関わることの少ないメンバーとのコミュニケーションができて嬉しいです!

そのため、面接の段階で「社内コミュニケーションにはどのようなツールを使っているか」「チームの雰囲気はどうか」を具体的に確認しておくことをおすすめします。

制度があるかどうかだけでなく、それが実際にどれくらい使われているのかまで聞いてみると、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。

「仕事も育児も諦めたくない」を叶えてくれるリモートワーク

💡POINT
  • 大事なのは「最優先事項」を決めること
  • リモートワークは「仕事も育児も諦めたくない人」の味方
  • 「理想の働き方」は妥協せずに探し続けるもの


リモートワークには一定のデメリットもありますが、それでも「今の自分に合う働き方ができている」と感じています。

大切なのは「その時々の自分と家族にとって、何が一番心地よいのか」を考えること。今の私にとって「子どもに寄り添う時間」と「心の余裕」を確保することは何より譲れない最優先事項でした。

だからといって、リモートなら何でもいいわけではなく「自分のキャリアをないがしろにしたくない」という気持ちも強くありました。仕事も育児も、どちらも諦めたくない。そんな私にとって「リモートワーク」という選択肢は大きな救いであり、同時にチャンスでもありました。

子どもに寄り添いながら無理なく働ける環境を優先することは、決して甘えではないと思っています。

保育園の謝恩会の様子
保育園の謝恩会の様子。卒園準備と新しい仕事のキャッチアップの時期と被り、今振り返ればまさに怒涛の日々でした

もしこれを読んでいる方が、「小1の壁」など子育てと今の働き方の両立に不安を感じているのなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。

変化には勇気がいるし、決して楽なことばかりではありません。でも最初から諦めてしまうのはあまりにももったいない。

私もなかなかいい求人に出会えなかったり、不採用の通知が続いたり、不安だらけの転職活動でした。今も毎日育児に悩んでいますし、仕事との両立のハードさに挫折しそうになることも一度や二度ではありません。

それでも、あのとき勇気を出して新しい環境へ飛び込んで本当によかったと思っています。

ライフステージに合わせて「理想の働き方」を妥協せずに探し続ける。ちょっと大変だけど、その行動がきっと未来の自分と家族の笑顔に繋がっていくと信じています。

編集:はてな編集部

著者:Martha

Marthaプロフィール

1986年生まれ。個性強めな男児2人を育てるフルタイムワーママ。営業、営業企画、販促支援と、現場から裏方まで幅広く経験し、2023年にSaaS企業に転職。ほぼ未経験でコンテンツマーケティングの世界へ。仕事でもプライベートでも「タスク管理」が永遠のテーマ。趣味は手帳とカメラ。
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