在宅ワーク時のお昼ごはんに悩んだら「冷凍うどん」がおすすめ。 レンジだけで簡単にできる3つのレシピ

 梅津有希子

冷凍うどんレシピ

ライターの梅津有希子です。日頃から、包丁やまな板などを極力使わず、短時間で作れる手軽な料理について研究・発信しています。

在宅ワークの普及で、お昼ごはんを家で食べるようになった人も多いのではないでしょうか。テイクアウトやお惣菜なども便利ですが、毎日買ってくるのはお金もかかるしなかなか難しいですよね。

わたしはもともと自宅が仕事場のフリーランスなのですが、このコロナ禍で打ち合わせや取材もオンラインが格段に増えたこともあり、お昼ごはんも自炊が増えました。仕事の合間に食べるお昼ごはんは、パパッと済ませたいもの。洗い物もなるべく最小限にしたいし、何なら鍋やフライパンすら使いたくありませんよね。

そんな面倒くさがりのわたしが重宝しているのが「冷凍うどん」。電子レンジでチンすれば調理できる、ありがたい存在です。スーパーの冷凍コーナーで、安いお店なら5個入り200円〜300円前後で買えるので、冷凍庫にストックしている人もいるのではないでしょうか?

一方で「冷凍うどんって便利だけど、いつも同じ食べ方になってしまう……」と感じている人も少なくないはず。でも実は、和風も洋風も何でもいけるので、バリエーションが出しやすい存在なんです!

そこで今回は、鍋を使わず電子レンジだけで作れる冷凍うどんのおすすめレシピをご紹介します。定番の組み合わせに一工夫加えたうどんや、レンチンだけで作れる、おつゆでいただく温かいうどんなど、3つのレシピを用意しました。

(※電子レンジは全て600wで調理しています)

約5分で完成「しらすとネギのわさびバター醤油うどん」

しらすとネギのわさびバター醤油うどん

釜玉うどんのような調味料と食材を和えるだけのうどんレシピは、洗い物が最小限になる点でも作りやすく、人気がありますよね。そんな中でも少しアレンジを加えたこちらのレシピ。みんな大好きバター醤油にわさびを忍ばせて、ちょい辛に仕上げます。チンして混ぜるだけなので、約5分で完成しますよ!

材料

  • 冷凍うどん 1玉
  • しらす 大さじ3
  • 小ネギ(小口切り) 適量
  • ごま 適量
  • 刻み海苔 適量
  • バター 10g
  • わさび 適量
  • 醤油 小さじ1

作り方

  • 1.冷凍うどんをパッケージの表示通りに電子レンジで解凍する
  • 2.うどんにバターとわさび、醤油をからめ、しらすとねぎをあえる。ごまをふり、刻み海苔をのせて出来上がり
👉しらす以外に、ひき肉や納豆、ちくわ、えびなど、何を入れてもおいしく作れるので、お好みの具で作ってみてくださいね。ネギは冷凍の刻みネギをストックしておくと、切る手間も省けて、好きな時に欲しい量だけ使えるのでおすすめです。

カット済み食材で手軽に「きのことベーコンのチーズクリームうどん」

きのことベーコンのチーズクリームうどん

牛乳とクリームシチューのルウで作る、カルボナーラのような洋風うどん。とろけるチーズを加えれば、さらにこっくり濃厚に。

材料

  • 冷凍うどん 1玉
  • 厚切りベーコン(カット済みのものを使用) 80g
  • きのこ(カット済みのものを使用) 50g
  • 牛乳 150ml
  • 市販のクリームシチュー用ルウ(顆粒タイプ) 大さじ2
  • とろけるチーズ 1枚
  • 粗挽き黒こしょう お好みで

作り方

  • 1.冷凍うどんをパッケージの表示通りに電子レンジで解凍する
  • 2.耐熱容器に牛乳、きのこ(今回はしめじとエリンギを使用)、ベーコンを入れ、電子レンジで約4分加熱する
  • 3.2にシチューのルウを入れ、よく混ぜて溶かす
  • 4.うどんを3ととろけるチーズであえ、粗挽き黒こしょうをふって出来上がり
👉顆粒タイプのルウは、今回のような1人分のうどんやクリーム煮、ミルクスープなどにもちょこっと使える上に、すぐ溶けるのでとても便利です。きのこは、今回はしめじとエリンギを使いましたが、しいたけやえのき、マッシュルームなど何でもOK。複数のきのこをミックスすると、歯ごたえやうまみもアップするのでおすすめです。

つゆもレンチンでOK「豚バラと白菜の生姜うどん」

豚バラと白菜の生姜うどん

豚のうまみが溶け込んだつゆでくったりと煮込まれた白菜を生姜と一緒に食べると、あっという間に体もポカポカに。寒くなるこれからの季節にぴったりです。

材料

  • 冷凍うどん 1玉
  • しゃぶしゃぶ用豚バラ肉 120g
  • 白菜(緑の部分) 3〜4枚
  • 生姜(すりおろし) 適量
  • めんつゆ(3倍濃縮) 100ml
  • 水 300ml

作り方

  • 1.冷凍うどんをパッケージの表示通りに電子レンジで解凍する
  • 2.耐熱容器にめんつゆ、水、白菜を入れ、電子レンジで約5分加熱する
  • 3.豚バラ肉を加え、さらに1分加熱する
  • 4.丼にうどんを入れて3をかけ、すりおろし生姜をのせて出来上がり
👉めんつゆを活用すれば、あったかいつゆでいただくうどんが電子レンジ調理で完成します。すりおろし生姜は、チューブでもOK。生姜の代わりに柚子胡椒をのせると、ピリッとさわやかな味わいに。

便利食材を活用して、おうちごはんをもっとラクに!

長引く自粛生活でおうちごはんが増えたこともあり、わが家では、少しでもラクできる食材を積極的に使うようになりました。最後に、冷凍うどんのアレンジだけでなくいろんなレシピに活用できる便利食材をご紹介します。

まずは、あらかじめカットされている野菜や肉。今回の「きのことベーコンのチーズクリームうどん」のしめじやベーコンも、カット済みのものを使いました。他にも鶏もも肉は、この数年一口大に切ってある唐揚げ用しか買っていません。チキンソテーもカレーも鍋も、全部これです。

ストックしておくと何かと使えるのが、冷凍のひき肉。パラパラとほぐれて好きな量だけ使えますし、火もすぐに通ります。野菜たっぷりのみそ汁にひき肉を加えれば、食べ応えもアップ。豆腐と煮込んだり、スクランブルエッグに加えたり、応用自在。スーパーにお肉を買いに行かなくても、冷凍庫にひき肉が入っていれば安心です。

調味料は、砂糖、塩、酢、醤油、みそといういわゆる基本調味料の「さしすせそ」を常備していますが、他にあるのはみりん、こしょう、ごま油くらい。自炊を始めたばかりの頃は、よく分からないままナンプラーや、XO醬や豆板醤などの“醬(ジャン)系”調味料を買ったりしていましたが、結局使い切れずに気がつけば3年たち、賞味期限が切れてしまうことがほとんどでした。このようなことを繰り返し、現在は基本調味料に落ち着いた感じです。

おすすめの調味料の組み合わせは、ごま油と塩。何か一品足りないなと思ったら、ごま油と塩であえれば、何でもおいしくなるなあと思います。ささみとアボカドや、ホタテのお刺身、ゆでたキャベツにオクラなどなど。冷奴にごま油をかけて塩を振り、ちぎった海苔をのせるのもいいですね。サラダもごま油と塩であえるだけで十分満足なので、すっかりドレッシングを買わなくなりました。あっという間に1瓶使い切ってしまうので、5本常備しています(多過ぎ!)。

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長引くおうち時間の中、お昼ごはんを用意するのが面倒に感じたり、飽きてしまったりすることも多いですよね。そんなとき、安くて簡単、メニューのマンネリ化も解消できる冷凍うどんは、強い味方になってくれるはず。今回ご紹介したレシピも、在宅中のお昼ごはんにぜひ取り入れてみてくださいね。


編集/はてな編集部

在宅ワーク中や仕事終わり、ひと息つきたくなったら

著者:梅津有希子

梅津有希子

編集者・ライター、だし愛好家。書籍『終電ごはん』(幻冬舎)では、「仕事で疲れて帰ってきても、これなら作れる」という「10分で作れて、洗い物少なめ」の1皿完結簡単レシピを、『世界一簡単なだし生活。』(祥伝社黄金文庫)では、「だしむすび」「あごだし湯豆腐」「だし巻き卵風フレンチトースト」など、旨味たっぷりの簡単だしレシピを紹介する。

公式サイト:http://umetsuyukiko.com/ Twitter:@y_umetsu Instagram:@y_umetsu

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