年末年始のイベントシーズンがやってきました。今年は新型コロナウイルスの影響で外出しづらいこともあり、お家でゆっくりと過ごす予定の方も多いでしょう。
豪華なディナーや宴会にはなかなか出かけづらい今、1年頑張った自分へのご褒美に、お家でイベント気分が味わえるメニューを作ってみるのはいかがですか?
仕事で疲れた1日の終わりに楽しみたい、ちょっと贅沢な晩酌のおつまみとしてはもちろん、またパーティーシーンにも相性がいいレシピを、『しにゃの“山高こんもり”レシピ』(宝島社)の著者であり、お皿の上に山高に盛られた料理投稿が人気のブロガー・しにゃさんに教えていただきました。
こんにちは、「しにゃごはん blog」のしにゃといいます。普段からブログやInstagramで、お酒に合うおつまみを中心に、オリジナルの簡単レシピをご紹介しています。
今回ご紹介するのは、イベントシーズンの食卓にもぴったりな、見た目もおしゃれな3つの「おつまみレシピ」です。いずれもめちゃくちゃ簡単なので、平日夜、仕事終わりの晩酌タイムにもおすすめ。ワインとバゲットを用意すれば、ちょっと贅沢なパーティー気分で楽しめますよ!
ワインとの相性ばっちり! 「ゴロゴロシーフードの贅沢アヒージョ」
海老、タコ、マッシュルームにブロッコリーをたっぷりと入れた、贅沢なアヒージョです。
イタリアンやスペイン料理のお店で食べるイメージが強いアヒージョですが、実は作り方はめちゃくちゃシンプル。好きな具材を詰め込んで、にんにくを効かせたオリーブオイルで煮込むだけで簡単にできる、絶品おつまみです。
海老とタコの旨味がたっぷりのオイルにバゲットを浸しながらのお家飲み、想像するだけで楽しくなりませんか?
材料(2人分)
- 海老……6尾
- タコ……100g
- マッシュルーム……6個
- にんにく……2片
- 鷹の爪……適量
- オリーブオイル……100ml
- 塩……小さじ2/3
- ミニトマト……4個
作り方
1. バゲットを好みの厚さに切る
2. にんにくをスライスする
3. タコを一口大にぶつ切りにする
4. 海老の殻をむき、背ワタを取り除く
5. マッシュルームはキッチンペーパーで汚れを取り除き、一口大に手で裂く
6. スキレット(または直火OKの耐熱皿)にオリーブオイル、塩、にんにくスライス、鷹の爪を入れてひと煮立ちさせる。オイルに香りを移したら、にんにくと鷹の爪は焦げる前に一度別の器に移しておく
7. 海老、タコ、マッシュルームをスキレットに入れて、火が通るまで煮込む
8.食材に火が通ったら、先ほどのにんにくと鷹の爪を戻し、ミニトマトを加えもうひと煮立ちさせる
9. 切ったバゲットと一緒に盛り付け、完成! ワインと一緒にいただきましょう
プリプリの海老とタコ、そしてその旨味たっぷりのオイルを吸ったマッシュルームが最高です。さらにバゲットにもたっぷりオイルを浸したら、ワインが進むこと間違いなしですよ。お家にいながらバル気分を味わってみてください!
続いては、過去に私のブログで紹介したレシピの中から、イベントシーズンに特におすすめしたい2品をご紹介します。
包丁いらずで完成!「リボンにんじんマリネと生ハムのサラダ」
メイン食材はにんじんと生ハムだけ! にんじんは包丁を使わずピーラーでスライスしていくだけ。そして味付けも簡単! なのに、普段の食卓にはもちろん、家飲みでも大活躍してくれる1品です。
材料(2人分)
- にんじん……1本
- 生ハム……5枚程度
- マリネ液
- 塩……小さじ1/2
- 酢……大さじ1と1/2
- めんつゆ(2倍濃縮)……大さじ1
- オリーブオイル……大さじ2
- (お好みで)
- ブラックペッパー……適量
- パセリ……適宜
作り方
1. にんじんの皮をむき、そのままピーラーでひたすらスライスしていく(※柔らかく食べたい方は細めにスライスしましょう)
2. にんじんの入ったボウルに塩、酢、めんつゆを加えて一度揉みこみ、さらにオリーブオイルを加えてよく混ぜる
3. 最低半日を目安に、冷蔵庫で寝かせる(※ビニール袋に入れて揉みこんで置いておくのもおすすめ)。ちなみに筆者はこのまま一晩寝かせました
4. (3)と生ハムを一緒にお皿に盛り付け、お好みでパセリとブラックペッパーを散らしたら完成
POINT
にんじんはシャキシャキした歯ごたえを残すために生のまま使っていますが、固めの触感が苦手な方はレンジ(500W)で1~2分程度加熱してから調味料と合わせるとやわらかくなります
味をなじませるために冷蔵庫で寝かせる工程がありますが、調理自体はとてもシンプル。前日夜に準備しておけば、翌日すぐに食べられます。
酢とめんつゆを効かせたにんじんに生ハムの塩気がよく合って、個人的に白ワインと相性抜群な1品です。
バゲットに乗せていただく際は、クリームチーズなんかを足すとさらにめちゃウマです。
メインにもなる! サーモンとアボカドの柚子胡椒めんつゆ漬け
サーモンとアボカドといえばどんな味付けにしてもおいしい組み合わせですが、その中でもやみつきになる一品。めんつゆと柚子胡椒に大葉のアクセントがたまりません。モッツァレラチーズはなくてもOKですが、あればワンランク上の味わいになります。
そのまま食べても良し、ご飯にぶっかけても良し、オンザバゲットでも良し! 作り方もめちゃくちゃ簡単です。
材料(2〜3人分)
- サーモン(生食用)……200g
- アボカド……1個
- モッツァレラチーズ……50g
- 大葉……5、6枚
- (調味料)
- めんつゆ(2倍濃縮)……大さじ4
- しょうゆ……小さじ2
- 柚子胡椒……小さじ1
- ブラックペッパー……適量
作り方
1. めんつゆ(2倍濃縮)、しょうゆ、柚子胡椒、ブラックペッパーをよく混ぜ合わせておく(調味料)
2. サーモンの水分をキッチンペーパーで拭き取り、一口大に切る
3. アボカドの皮と種を取り除き、一口大に切る
4. 大葉を刻む
5. サーモン、アボカド、大葉、モッツァレラチーズと、あらかじめ混ぜ合わせておいた(調味料)をボウルに入れて混ぜ合わせる
6. ピタッとラップをし、冷蔵庫で15〜30分程度寝かせたら完成
柚子胡椒と大葉という和風の調味料・薬味を使っていますが、モッツァレラチーズやバゲットにも合うんです! モッツァレラチーズ抜きにして、ご飯に乗せて漬け丼にしても最高です。切って漬けるだけの簡単レシピなので、ぜひ試してみて欲しい1品です。
POINT
盛り付けは、リム(ふち)付きのパスタ皿や立ち上がりのある深めのお皿を使って立体感を出しやすくするのがポイント。また、食材を選ぶときに緑、赤、黄色など、彩りにアクセントがつくようなものを入れるよう意識すると華やかな印象になります
調味料も普段使うものばかりなので、今すぐにでも作れちゃいそうなしにゃさんのレシピ。イベントシーンだけでなく、日常の家飲みのお供にもぜひ試してみては?
著者:しにゃ