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「ルールの整備」と「会話で情報共有」 子育て20年の母ちゃんが実践してきた家庭のマネジメント

はじめましての方もご存じの方もこんにちは。香川県在住22年目、この世に生まれて51年、4人の息子の母で専業主婦のさっこと申します。これだけではご存じない方はどんな人物なのか見えてこないと思うので、私のブログを読んでいただければと思います。こういうことを書くような人物です。

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さて、この記事を書いているのは2016年8月20日なんですが、1週間後の27日に長男が20歳になります。母親になって20年も経つんですね。しみじみ。

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これは長男がまだ5ヶ月ごろの写真です。このころは長男が20歳になった姿なんて想像もつきませんでした。永遠に小さなままなのでは、と錯覚するぐらい私の目からすると長男の成長は亀の歩みのようでした。

それが今ではこうです。

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すでに社会人2年目で、今は仕事に資格取得にと頑張ってます。次男は高専3年生。中学校を卒業してから高専の寮住まいです。今は夏休みなので自宅で過ごしてるんですけどね。三男は高校1年生。ようやく将来に対して本腰入れて考える年齢になりました。四男は小学5年生。中学校入学を控えて自主性を伸ばさなければならない時期です。中学生になると受け身の学習態度では困りますからね。自分から動かないと中学校では何も進まないのです。

息子たちの紹介はこれぐらいにして、今回はこれまでの子育てや日々のことを通じて私が思う「家庭のマネジメント」について語りましょうか。マネジメントとはえらく大きく出てしまいましたが、家族が家庭で快適に過ごすにはどうすればいいかという話です。基本的には仕事と変わりません。「ルールの整備」と「情報の共有」が重要になります。家庭を守るべく、母ちゃんも日々働いているのです。

ルールの整備

ルールといっても箸の上げ下ろしのような細かいところまで決めろ、というわけではありません。生活する上で、次に必要となる作業に関することを決めます。例えば、ゴミ出しがしやすいようにゴミ袋やゴミをどこに保管しておくか、料理がしやすいように調味料や調理用具をどこにしまっておくのか。あとは朝食、夕食の時間や休日にどう過ごすか……という大まかな家族での過ごし方を事前に決めておくことです。

これは私なりの解釈ですが、家族と過ごすときの自分は公私の「公」で「妻や母親として行動している」ものだと思っています。あらかじめルールを決めておけば、この「公」のときに自分がどんな行動をとればいいか判断することできます。家庭の運営方針みたいなものですからね。

一方で、仕事や友人と交流するときは公私の「私」だと思っています。このときも、ルールがあるからこそ「私」のときにどう動くべきかを決めることができるのです。公私混同してしまっては家庭はうまくいきません。ルールを軸に「公」と「私」の行動を決めることができるのです。

また、生活する上で必要になる作業についてルールを決めておくと、仮に普段は自分がメインでこなしてる作業であっても、自分が病気や外泊などでいなくなったときに家庭がうまく回ります。昨年、実母が亡くなって私と夫のみで私の実家へ一泊二日で出かけたことがあったんですが、そこら辺のルールを決めておいたので息子たちだけで問題なく過ごすことができました。まあ三男と四男以外は義務教育を終了した年齢だった、というのもありますが。

会話で情報共有

我が家のように6人家族でそれぞれ予定がばらばらの場合、情報の共有はとても重要になります。情報共有というと、カレンダーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。今であればGoogleカレンダーで共有してる方もいらっしゃると思います。我が家では夫がガラケー使いなので昔ながらのカレンダーへの書き込みで対処してます。

これくらいであれば実践されているご家庭も多いかもしれません。でも、ここで大事なのは「予定以外の情報の共有」なのです。

家族で会話してると、息子たちがぽろっと今まで聞いたこともない話を漏らすことがあるんですよね。「えーっ! そんなことがあったの?」と驚くことが多々。そういう何気ない情報を蓄積することによって、意思の疎通がスムーズになり、言いたいことも言いやすくなります。こういうのってカレンダーだけではなかなか得られないんですよね。

でも、会話って普段からしてないと、いざ言いたいことがあってもどう切り出していいかわからないものなんですよ。その上、家族全員そろって会話というのは子どもが大きくなればなるほど難しくなります。でも一緒に暮らす以上は、毎日でなくてもいいから、週に一度でも家族そろって会話したほうがいいのかなと思います。具体的には一緒に食事をするのがおすすめです。食事中はリラックスしてるのか、話が弾みやすいので。

と、ここで一つ。「とはいえ通勤時間もあるし、子どもが大きくなれば塾や部活などで毎日一緒に食事はなかなか難しい」と、思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。我が家も夫だけでなく、長男も社会人になってからは夕食を社食で済ませることがありますし、次男は普段寮住まいなので毎日全員そろって食事は無理です。でも、夜8時までに家族全員そろうときは必ず一緒に食事すると決めてます。そして、もし帰宅が遅れるときは必ず連絡を入れることになっています。夫が言い出したこのルールは病気で一緒に食事できない場合を除き、結婚してから一度も破られたことはないです。息子たちも食事は基本家族そろってするものと思っているので、ひとりで食事したいと言われたことはありません。お陰様で次男からは「周囲に気を使う外食より家でご飯を食べながらおしゃべりするほうがホッとする」と言われています。そう言ってもらえると母ちゃん嬉しいよ。

我が家で実践した結果

では、これらを実践して我が家はどうなったかのかというと……特に「家族そろって会話」は大変効果があったかなと。

長男が思春期に突入したとき、随分荒れました。といっても暴力を振るうわけじゃなく、投げやりになってしまったんですよね。勉強も部活もとかくやる気がない。だらだらとゲームばかりしようとする。成績もだだ下がりです。それでも家族と会話だけはしてくれたし、そこから学校でいじめに遭ってることもわかったので、学校に働きかけることができました。中学生になると学校での様子は小学校以上にわからなくなってくるので、子どもが自発的に話してくれないと本当にわからないのです。会話の習慣づけは大事だなと本当に思いました。思春期の子ども、特に男子は親と話さないのは当然みたいにおっしゃる方もおられますが、そうやって放置してると本当に子どもが何を考えてるかわからなくなりますよ。親子というだけでわかり合えたりはしないのです。

そして現在。長男と次男で「俺らが全員大人になって家を出たら、ローテーションで週末顔を出すようにしよう」と話し合ってくれたようです。次男いわく「4人いるから大体月に一度顔を出せばいいのでなんとかなるだろうし。親父をほっとけないから」とのこと。こう言ってくれるのも、夫が寂しがり屋なのを見抜いてのことなんですよね。そんな夫をほっといたら私にちょっかいかけまくって私がキレる未来まで見えてるんでしょう。次男よ、ありがとう。母ちゃんひとりで父ちゃんの相手は本当に無理だわ。若いころと違ってそんな余力はないし。

兄弟仲は決して円満とは言い切れませんが、それなりに結束力は高いです。助け合おうという意志はちゃんとある。弟の勉強を見てあげたり、相談し合ったり。親よりは年齢が近くて学校の事情もわかってる兄弟のほうが、相談相手として適切なこともあるんですよね。例えば友人関係なんかはその代表例で。親はどうしても学校の空気というのを把握しきれませんから、適切にアドバイスできないことが多いんですよね。こういうとき、4人産んで良かったなあと思います。

最後に

なんだか我が家は何もかもスムーズに運んだように書いてしまいましたが、そんなことはありません。三男も四男も発達に問題ありな子で、特に三男は先天性疾患があったこともあって、生きて成人するんだろうかと不安でなりませんでした。子どもに当たり散らしてしまうこともあったし、それで夫に諫(いさ)められたこともありました。とてもじゃないけど良き親とは言い難い。しかし我が子であっても自分とは違う人間なんだ、ということを押さえておけばなんとかなるかな。子どものことなら親である私が一番良く知っている、という過信に陥りませんようご用心。

私が続けてきた「家庭のマネジメント」が、皆さんのご家庭でもお役に立てば幸いです。

著者:さっこ@廃奥 (id:plutan)

さっこ@廃奥

大阪生まれの大阪育ち、香川在住。4人の男児の母。長男出産を機に退職して専業主婦。家庭では紅一点ですが、息子たちから女性として認識されてるかどうか怪しいです。

ブログ:仕事は母ちゃん